全くMTGに関係ないです。

でも、でも、
これは書かないといけない気がするので書きます。

↓ネイチャーコミュニケーションズに掲載された論文。
http://www.nature.com/ncomms/journal/v2/n8/full/ncomms1448.html#/f1


これによるとスズメ目に一番近いのはオウム目だそうです。
二番に近いのはハヤブサ類。
今までスズメ目の出自については論争になっていたのですが、
今回の結果でほぼ確定したと言っていいでしょう。

内容自体は2008年のHackett et al.で出た結果とほぼ矛盾もなく、
ビックリするような内容ではないという声も聞こえます。
今回の論文の意義は、実験手法としてレトロポゾンの挿入の有無を調べたことにあります。
Hackettの実験は簡単に言うと統計学的手法に頼ったもので、
スズメ目とその親戚グループの系統に関しては確度の高い結果を得られていませんでした。
一方、レトロポゾンの挿入を調べる手法は手間が掛かる反面、
その結果は高確率で信頼できると言えます。
そういう意味でこの研究はとても意義のある実験です。


町中でスズメを見かけたら、
昔はあいつとオウムが同じ仲間だったのかーと思いを馳せてみるのも、いいものですよ!

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